ター坊 たー坊のハーイ!環境  - 砂漠化 −
たー坊 マウスを のせてみて↓
土壌の劣化/砂漠化
解説:砂漠化〜世界が・・・地球が・・・・砂漠になる〜
  〈紀元前500年〉
今では“サハラ砂漠”と 呼ばれるが、紀元前500年ころには“緑のサハラ”と 呼ばれるほど、緑も多く 雨も沢山降っていた!
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長い年月をかけ 砂漠化の方向に すすんだ
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しかし 現在の “砂漠化”は 急速に進み、様々な問題を生みだしている。
なぜ“砂漠化”は 起こるのか?
  1.気象が不順〔エルニーニョ/ラニーニャ等〕 または異常気象が 発生する影響。
  例:これまで雨が降っていた地域に雨が降らなくなったり、海面温度が低くなったり

エルニーニョ現象ラニーニャ現象    〔←地球温暖化は こちらのページに詳しく載せています!〕

 エルニーニョ現象は、太平洋赤道域の南米沿岸から中央部の日付変更線付近にかけての広い海域の海面水温が平年に比べて数℃も高くなり、それが半年〜1年半程度継続する現象であり、数年に一度発生する。これとは逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が継続する現象はラニ−ニャ現象と呼ばれており、どちらの現象も世界各地の異常気象との関係が指摘されている。
現在では、この南方振動とエルニ−ニョ現象は、大気と海洋が密接に結びついた同一の現象のそれぞれ大気側、海洋側の側面として認識されている。このため、両者を併せてエルニ−ニョ・南方振動(ENSO)と呼ばれている。

  2.人間の活動による影響
例1:草地に家畜を放牧しすぎて草を食べ尽くして土地を荒らす
例2:野山を切り取り、田畑を作りすぎてしまう
例3:燃料用の薪にする木を伐採しすぎて、森林が減少する
例4:塩分の多い地下水を使って農業を行い、水分が蒸発した後土の中に塩分が大量に残り、農地として利用できなくなる・・・など

1991年 国際環境計画(UNEP)によると、
世界の陸地のうち9億ヘクタールが農作物を耕せない砂漠で、52億ヘクタールは耕作可能な乾燥地帯か湿潤地帯と発表した。
しかし 52億ヘクタールの耕作可能な乾燥地帯か湿潤地帯のうち、70パーセントにあたる 36億ヘクタールが“砂漠化”の影響を受けているといっている。
そこには 世界の人口の6分の1にあたる 9億人が暮らしている。(日本の人口は:1995年/平成7年 1億2千万人)
“砂漠化”が 進むことにより どのような問題点があるのか?
  1.食料の生産量と 人口のバランスがとれなくなり、餓死する人々が増える。→難民(例:1972〜1973年のアフリカ第干ばつ)
  2.動物・植物の生息できる土地がなくなると、様々な生き物が少なくなったり、または絶滅したりする。   
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“砂漠化”は 防げるものか?
1. 1996年に発行した『砂漠化防止条約(砂漠化や防止化のために活動計画をたて国際機関や各国が資金面・技術面で協力・支援することを定めたもの)』により 国際機関や各国が ともに協力し活動をしている。
2. NPO(Nonprofit Organizationの略で、様々な非営利活動を行う非政府、民間の組織であり、通常民間非営利組織)が苗木を植えたり、井戸をほったり、農業技術支援を行ったりしている。