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ター坊 たー坊のハーイ!環境  - 海洋汚染/水質汚染 −
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海洋汚染/水質汚染
解説:“海洋汚染” “水質汚染” 〜 
    地球の水が 汚染されている・・・
    自然浄化のキャパを 奪った犯人は? 〜
  浄化作用を 失う自然界
これまで海や川・湖は、人間が捨てたものを無限に飲み込むかのように思われてきました。
そのため、家庭のゴミや工場から出る廃棄物はもちろん、近年は使用済みの核燃料までもが川や海に沈められ、ゴミを処理する時にはカドミウム、PCB、ダイオキシンなどの有害物質が発生し、工場排水には水銀、鉛、銅などの有害な化学物質を含む場合があります。
またゴルフ場の美しい芝を維持するためにまかれる農薬にも、有害物質がたくさん含まれています。この殺虫剤・除草剤・殺菌剤といった農薬は、もともと害虫や微生物を殺すのが目的ですから、自然環境や私たち人間にとってもいいわけがありません。
こうした農薬を使用するため土壌が汚染され、次にその土の中を流れる地下水が汚染されます。汚染された地下水は川や湖に流れ込み、最後には 海にまで広がっていくのです。
 本来、川や海は汚れを浄化する力を持っています。
これはたくさんの微生物が汚染物質を分解してくれるためです。しかし一定量を越す排水が流れ込めば浄化が間に合いません。このため現在、世界中の多くの川や海がひどく汚れてしまっているのです。
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  最悪の循環システムへと
  川・海の汚染は人体にも直接大きな被害をもたらします。
 まず飲み水が汚染されます。また、汚れた水に住む魚・貝には汚染物質が蓄積されるので、これらを食べれば人間の体内にもその成分が取り込まれ、いずれ健康を害することになるでしょう。
 例えば、日本でも戦後しばらくまでは殺虫剤として使用されていたDDTという有害物質があります。これが体内に取り込まれると、肝臓障害を起こしたり、ガンになったりすることが判明しました。また、母体にDDTが蓄積されると、先天的障害児が生まれる確立が高くなります。
 そのため先進国の多くでは使用が禁止されているのですが、途上国ではいまだに農薬にDDTが使われており、このDDTが地下水を通じて周辺の川や海を汚染しています。インドの川でも魚の体内から高い濃度のDDTが検出されています。
 このように、私たちの生活や産業活動は、海・川の汚染というかたちで、人間の生命までも脅かしています。
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  タイトル 水生生物による平成13年度全国河川水質判定結果 「きれいな水」が全体の62%占める * 2002.08.12 *国土交通省
 

国土交通省と環境省が、一般の人々に参加を呼びかけ実施した平成13年度の全国水生生物生息状況調査結果が公表された。今回の調査の参加者は87,450人。過去最高だった平成12年度の88,690人と同程度だった。また、調査地点は5,520か所にのぼった。
 この水生生物調査は国土交通省と環境省が昭和59年度から実施しているもの。河川に生息する水生生物30種を指標生物とし、参加者は任意の地点でその生物がいるかどうかを調べ水質を判定している。
 今回の調査の結果では、「きれいな水」が全体の62%、「少しきたない水」が21%、「きたない水」14%、「大変きたない水」4%となり、おおむね平成12年度までの調査結果と一致していた。【国土交通省】

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