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環境ホルモン/ダイオキシン問題
ダイオキシンって?
解説:“ダイオキシン” 〜 すぐにあらわれる急性の毒性ダイオキシン? 〜
  用語解説・ダイオキシン
 ポリ塩化ジベンゾパラダイオキシンとポリ塩化ジベンゾフランの総称である。PCBと同じく塩素のつく位置や数により、多くの種類があり、種類によって毒性が異なる。特にダイオキシンの一種である2、3、7、8 −テトラクロロジベンゾパラダイオキシン(2、3、7、8 −TCDD)は動物実験でごく微量でもがんや胎児に奇形を生じさせるような性質を持っている。ダイオキシン類はこれまで意図して製造や使用されたことはないが、他の化学物質の製造や燃焼などにともなって気がつかないうちに発生する。
 ダイオキシンが一般に注目され出したのは、ベトナム戦争の時に使用された枯葉剤に微量含まれていたために、その後多くの奇形児が生まれる原因になったと考えられたときである。その後ゴミ焼却炉の焼却灰の中から検出され問題となった。現在、ゴミ焼却場についてはダイオキシンの発生を防止するための施設や設備の構造、焼却条件についてのガイドラインが示され、また、製紙・パルプ工場に対してはダイオキシンの発生の原因となる塩素の使用量をできるだけ少なくするよう指導が行われている。
出典・日本環境協会/国立環境研究所環境情報センター
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ダイオキシン類
 

廃棄物等の焼却の過程で非意図的に生成される化学物質でポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDDs)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)を加えた210種の有機塩素化合物を総称して、ダイオキシン類という。分解しにくい性質を持つことから、環境中に微量であるが広く存在し、生物の体内に蓄積しやすく、発がん性、催奇形性、免疫機能の低下などの毒性を有するといわれている。

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チェック!
<ダイオキシン類問題の経緯>
ダイオキシン類が問題となったのは、ベトナム戦争での枯葉剤の影響が問題となった1970年代です。我が国では、1983年都市ごみ焼却炉の飛灰の中にダイオキシン類が検出されてから問題になり、1990年都市ごみ焼却炉に対する「ダイオキシン類発生防止等ガイドライン」が制定されました。その後、ダイオキシン類の毒性評価が進み、1996年後半から都市ごみ焼却炉の実態調査が行なわれるとともに、1997年1月上記ガイドラインの改訂が行なわれました。
そして、政府においてダイオキシン類排出抑制のための法規制の検討が行われ、1997年8月、大気汚染防止法施行令及び廃棄物処理法施行令・施行規則の改正が行われました。これらの政省令は、1997年12月1日より施行されています。
その後、世論が高まる中で、政府は更なる対策を求められ、1999年3月、4年以内に全国のダイオキシン類の排出量を1997年比で約9割削減することを掲げた「ダイオキシン対策推進基本指針」を策定しました。そして、今まで複数の法律にまたがっていたダイオキシン対策を一本化し、対策を更に推進するため、与野党共同にて、国会に「ダイオキシン類対策特別措置法案」が提出されました。この法律は、1999年7月12日、全党の賛成により可決・成立し、2000年1月15日より施行されています。


ダイオキシンは猛毒物質です。これが大きな問題になったのは、ベトナム戦争でアメリカが行った『枯葉作戦』です。現在でも『枯葉剤』を浴びたベトナム女性から奇形児の出産が続き大きな社会問題になっているのは知られていうとおりです。 ダイオキシンの恐怖はべトちゃんドクちゃんの悲劇
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  単位
ダイオキシ類の単位としてはPg(ピコグラム)とng(ナノグラム)いう単位が一般的です。その1Pgは、1兆分の1gのことで、ng(ナノグラム)は10億分の1gのことです。
例えると1Pg(ピコグラム)と1g(グラム)の比は、目薬一滴と100m四方の巨大プールの水という感じです。  
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  すぐにあらわれる急性の毒性
モルモットによる実験でのダイオキシンの急性毒性は、青酸カリの1000倍です。
  日本では、大気から欧米の10倍という高濃度でダイオキシンが検出されていますが、成分パターンからほとんどが燃焼によって発生されたものだということがわかっています。
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  1999年厚生省は、「1日のダイオキシン摂取量=トータルダイエットスタディー」を調査しました。この結果日本人のダイオキシン平均1日摂取量は、体重1kg当たり2.00pgでした。つまり50kgの成人であれば、1日100pgのダイオキシンを摂取していることになります。 
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  耐容1日摂取量
  一生涯とりつづけても安全とされる量を「耐容1日摂取量」(TDI)といいます。1日当たり体重1kg当たりの量で示されますが、国によって違い研究進展で変わることがあります。
現在日本では厚生省の耐容1日摂取量は、体重1kgあたり4ピコグラム(pg)以下と改定されています。
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  野菜は流水でよく水洗いすると、ダイオキシン濃度は3割減るといわれています。茹でると更に半分に減ります。でもなによりもダイオキシン汚染はもとから絶つ!発生させない対策を考える必要があります。
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