ター坊 たー坊のハーイ!環境  - 人口の増加 −
たー坊 マウスを のせてみて↓
人口の増加
解説:砂漠化〜世界が・・・地球が・・・・砂漠になる〜
  人口爆発の経緯と時代背景
2000年位前
世界の人口は 1億人〜3億人
 ↓
 ↓
18〜19世紀
産業革命以降
急激に増える。
約6億人
 ↓
 ↓
現在
〔日本の人口
・・・1億2千万人〕

約60億人がこの地球上に住んでいるとされている。
つまり、人類誕生以来18世紀までに数百万年かけて6億人に増えた世界の人口が、産業革命以後のほんの300年間で50億人以上も増えたことになる。

 ↓
 ↓
21世紀
〔2050年〕
さらに、21世紀の地球上の人口は、2050年には約100億人にも達し、その人口増加の多くの部分が途上国で占められると予想されている。
   ↓
では 数字とグラフで 現在の人口構成を見てみましょう!
人口の多い国
(単位:100万人 出典:国連「世界人口白書」)
1位
中国 
1,211.5
2位
インド 
935.7
3位
アメリカ合衆国 
263.3
4位
インドネシア 
197.6
5位
ブラジル 
161.8
6位
ロシア連邦 
147.0
7位
パキスタン 
140.5
8位
日本 
125.1
人口増加率の高い国
(85〜94年の年平均増加率)
(単位:% 出典:世界銀行)
1位
ヨルダン 
5.2%
2位
フランス領ギアナ 
4.8%
3位
カタール 
4.5%
3位
マラウイ 
4.5%
5位
オマーン 
4.4%
6位
アンドラ
4.2%
7位
ジブチ 
4.1%
7位
イエメン 
4.1%
7位
ガンビア 
4.1%
平均寿命の低い国
(単位:歳 出典:世界銀行 1996年ATLAS)

1位

シエラレオネ共和国 

39才

2位
ギニアビサウ共和国 
44才
2位
アフガニスタン・イスラム国 
44才
4位
ギニア共和国 
45才
4位
マラウイ共和国 
45才
4位
ウガンダ共和国 
45才
4位
ガンビア共和国 
45才
8位
モザンビーク共和国 
46才
8位
マリ共和国 
46才
平均寿命の高い国
(単位:歳 出典:世界銀行 1996年ATLAS)

1位

日本 
79
2位
アイスランド共和国 
78才
2位
ギリシャ共和国 
78才
2位
カナダ 
78才
2位
オーストラリア 
78才
2位
スペイン 
78才
2位
スウェーデン王国 
78才
2位
スイス連邦  
78才
   ↓

人口増加が急激に進んでいる−その理由−

途上国
1.よりよい生活への欲求が高まり、福祉の充実がなされた。〔施設の充実/栄養が良くなった〕
2.DDTの普及やマラリア蚊の撲滅など衛生革命が進んだ。
3.独立後、衛生に力を入れ、多産多死から多産少死の社会へ移行した〔医学の発展〕
4.農業技術の発展

発展途上国においては、生活の向上がみえたとはいえ、人口密度が高い国が多い
先進国

先進国では、一人の女性が産む子供数が平均2人を下回っている。出生率の低下に伴い人口構成年齢高齢化が進み、将来の福祉負担に大きな不安を与えている。出生率低下の現象には、「女性の社会進出」、「豊かな生活への欲求」などさまざまな個人的要因が絡んでいる。


出産率の低下などに伴い、人口密度もほとんどの国では、発展途上国に比べて低くなっている


今後、発展途上国は死亡率の低下とともに急激な人口の増加が予想されるので、食料 の増産・経済の発展が大きな課題。
一方、ヨーロッパ諸国では、出生率・死亡率 ともに低く、年齢構成の高齢化という問題を 持っている。日本も同様。
このように人口問題は人類共通の問題で あるが、その課題は国によってそれぞれ異なり問題の解決を困難にしている。

〔例〕
日本の人口問題
我が国は、今のところ先進国の中では最も若い人口の一つ。
しかし、高齢化の速度を調べてみると、65歳以上の人口比率が
7%から14%に倍増するのに要した期間が、フランス115年、スウェーデン85年、イギリス45年であるのに対し、
日本は25
年と見込まれ、多の先進国と比較して日本は「超特急型 高年齢化」といわれる
   ↓
  では なぜ人口が増えると 問題なのか?

●食糧危機になる
●食糧危機にならないように 山林を伐採し〔森林の減少/砂漠化/生物多様性の減少〕、耕し作物を植える。
●生産性を高めるために、肥料や除草剤〔科学燃料を使う/資源の枯渇〕をまく〔土壌の劣化
●本来 田畑は 一毛作が 基本なのに、○毛作もする〔土壌の劣化
●田畑にまく 水が 肥料や除草剤に汚染されている〔水質汚染〕・・・・・・・・・・・と、様々な地球汚染の原因をうみます!

 




現在の人口増加率は徐々に下降し始め、世界の穀物量は全人口の1.5倍を養える量を生産しています。となると分配がうまくいっていないのではという疑問が浮かびます。実際に食糧の分配は不平等です。食糧分配の不平等は、農薬、化学肥料を大量に使用する緑の革命から始まりました。緑の革命以前は、アフリカ諸国も食糧はほぼ自給できていたのです。しかし、緑の革命は確かに食糧を増やしました。それでも、なぜ飢餓が起きるのか、といったことを考える必要があります。
食糧過剰になったときには、値段が下がりすぎないように余った食糧は捨てたり、途上国へ「援助」というかたちで処分することもあります。捨てる食糧がある一方で、飢餓による死者を出したり、食糧が少なく飢餓が起きる時には、援助がなく、世界的にも食糧があるときに、援助をされるといった矛盾も生まれてくるのです
遺伝子組み換え作物もまた、多国籍企業により開発、販売されています。これでは、仮に遺伝子組み換え作物が安全で、環境にも影響がなかったとしても、食糧分配の問題は解決できず、またもや多国籍企業や先進国に食糧が握られ、途上国の飢餓はなくならないどころか、飢餓をなくすという遺伝子組み換え作物の販売促進のための宣伝に途上国の飢餓が取り上げられ、飢餓の解消という大義名分に利用。人体に安全という証明も、環境への影響がないという証明もありません

食糧生産量を増やすには 耕地面積の拡大 単位面積あたりの生産性追求があります。
耕地面積の拡大は 森林伐採や水供給のためのダム建設など様々な環境・生態系を破壊します。
(世界の森林資源の現状と熱帯地域の森林減少面積DATA;ダムの自然環境に与える影響DATA)
生産性追求は化学肥料などによる環境汚染 また 土壌に支障をきたし土壌流出や砂漠化(土壌流出と砂漠化のDATA)を招くなど恐ろしい結果を招く可能性があります。
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どのように すれば よいか
  ●国の制度/社会制度/教育
  〔人口爆発を抑えるために中国・インドなど対策を行ってはいますが まだまだ世界全体を考えると極めて難しい状況です〕